こんなことやります

• 概要 当社は、創業以来地元密着で日本茶の製造・販売をしている。今回は、自社の日本茶製造技術と地元企業との繫がりを活かし、世界のお茶好きの方に向けてクオリティの高い日本茶を越境ECで販売する事業を開始する。販売する茶葉は、当社だけではなく、地元の他お茶農家からも仕入れる予定。世界へ向けて、地域一帯となってJAPANブランドを発信していく。
• 業種 小売業
• 商品・サービス名 日本から世界へ、老舗企業による日本茶越境EC
• 顧客ターゲット (自由記述） 欧米のお茶好きの方、健康志向の方、日本の歴史に興味がある方
• 提供価格 100g 1500円

なぜやるのか

• 想い
  • 思いついたきっかけ 欧米では、伝統的な歴史のある現地のカフェで抹茶ラテが人気になるなど、日本茶ブームが巻き起こっているという話を耳にした。タイミングとしても、昨今の円安は海外展開を実施するには絶好のチャンスだと捉えた。また、地元企業で働く方の高齢化により、以前よりも活気がなくなっていると感じていた。そこに追い打ちをかけるようにコロナ感染症が流行し、何か地元を盛り上げられる方法はないか、と画策していた。そこで地元企業同士で連携して世界へ販路拡大する方法を思いついた。
  • 解決したい（社会）課題 日本茶の栽培面積は年々緩やかに減少しており、国内での生産量も年々減少している。主な原因は、生産者の高齢化と後継者不足だと考えている。先人たちが築いてきた技術を紡いでいくために若者の力が必須である。再度、製茶業界を盛り上げ、若者からの関心を集める必要があると感じている。
  • 具体的なエピソード 前述した高齢化と後継者不足に加え、コロナ禍により2020年には、80年以上続いていた身近なお茶農家が倒産してしまった。ほかにも、経営が厳しいという声は年々増えている。
  • 競合他社との差別化ポイント（こだわり） ・4月下旬～5月上旬に摘採される「一番茶」だけを使用し、お茶が一年で一番美味しい時期の茶葉のみを提供している
    ・自社で製茶工場を持っているため、茶葉の品質を保つことができる

SWOT分析

【強み】
- 一番茶のみを使用し、自社製茶工場で品質管理ができることにより、高品質なお茶を提供できる。
- 経営者が前職で商品開発や小売販売の経験を積んでいたため、市場ニーズに合わせた商品開発が可能。
- 地元企業との連携により、地域密着型のマーケティング戦略が展開できる。

【弱み】
- 越境ECは初めての取り組みであり、経験者がいないことからリスクがある。
- 社員の高齢化により、新しい技術や知識へのアップデートが必要。
- 商品のクオリティに自信はあるものの、価格競争力に不安があることから、消費者にアピールする必要性がある。

【機会】
- 欧米では日本茶ブームが巻き起こっており、海外展開するチャンスと捉えられる。
- 市場環境や地域のニーズに合わせた商品開発が可能であることから、需要を拡大する機会がある。
- 地元企業同士の連携により、地域密着型のマーケティング戦略が展開できる。

【脅威】
- コロナ再拡大や戦争などの影響により、物流停滞が起こるリスクがある。
- 円高により、海外展開する際のコスト増加リスクがある。
- 日本茶ブームの終了により、需要減少リスクがある。

どのように実現するか

• 開発するシステム（概要、類似サービス） 多言語対応ECサイト
• 販売方法 ECサイト構築
• 宣伝方法 SNSマーケティング
• 必要な店舗・オフィス改装 在庫管理のための、倉庫改装
• 導入する機械、オンラインツール ECカートのオンラインツール

新規事業に活かせる強み

• 地域密着の営業力がある
• 業界での知名度がある
• 独自の仕入れルートを持っている
• すでに設備や土地を持っている
• 独自の商品開発、加工技術を持っている

新規事業の課題・リスク

• 対象地域での営業が不安
• 新規事業の専門知識を持っていない
• 手元資金、キャッシュに不安がある