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【採択企業インタビュー】だんじり彫刻の職人が挑んだ「小規模事業者持続化補助金」採択の裏側

【採択企業インタビュー】だんじり彫刻の職人が挑んだ「小規模事業者持続化補助金」採択の裏側

更新日 2025.11.21

大阪府岸和田市――。全国的にも名高い「だんじり」の街で、長年にわたり彫刻を手掛けてきた一人の職人が、新たな挑戦として海外市場への進出を志しました。

しかし、展示会出展や渡航費用など、新規事業の立ち上げには大きな資金負担が伴います。
そんな中、“第17回 小規模事業者持続化補助金”に採択されたことで、大きな一歩を踏み出されたとのこと。今回は、その挑戦の背景と、採択までの道のりを伺いました。

 

■ 事業紹介

Q:まずは御社の会社概要や事業内容について教えてください。
A:製造業を営んでおり、大阪市岸和田の「だんじり」の彫刻を手掛けています。近年は、ECサイトの開設や海外向け販売など、新たな事業にも取り組んでいるところです。

■ 申請のきっかけと不安

Q:今回、どの補助金に採択されたのですか?
A:第17回 小規模事業者持続化補助金です。

Q:補助金申請を考えたきっかけは?
A:海外進出のための旅費や展示会出展費用を補助金で賄いたいと思ったことがきっかけです。

Q:補助金申請は初めてでしたか?
A:はい、初めてでした。

Q:申請時に不安はありましたか?
A:手間がかかる点や、書類準備が大変だと感じていました。

■ サポート活用の経緯と印象

Q:数ある支援会社の中で、株式会社ライトアップを選んでいただいた理由は?
A:利用している銀行から、株式会社ライトアップを紹介するメールが届いたのがきっかけです。ちょうど補助金に興味があり、電話して相談しました。

Q:実際にサポートを受けて、どの点が助けになりましたか?
A:補助金通過の実績が多い点が安心材料でした。「どんな書類を作れば通りやすいのか」が全く分からなかったため、その部分を明確に導いてくれたのが非常に助かりました。

Q:サポート前後で、補助金申請の印象は変わりましたか?
A:書類の作成や準備は大変でしたが、サポートしていただくことで補助金申請へのハードルは低くなったと感じます。

■ 申請準備の工夫・大変だったこと

Q:書類準備で大変だった点は?
A:特に入力項目が多く、丸2〜3日かかりました。また、営業・接客・作業・経理をすべて自分1人で担当しているため、書類作成に時間を割くのがとても大変でした。

Q:書類作成で工夫した点はありますか?
A:自分の仕事が伝統工芸であるため、国にしっかり伝わるよう写真を添付するなど、見せ方も意識しました。

■ 採択後の変化・効果

Q:採択されて、社内やご自身に変化はありましたか?
A:実質的に動いているのは私1人なので、採択されたことはとても嬉しかったです。中小企業にとって資金面は最も苦労するところで、このような国の補助事業は本当に助かります。

Q:どのような成果を期待していますか?
A:国内では一定の売上がありますが、海外からの売上はまだありません。海外展示会には過去にも多数出展してきましたが、どうしても費用がかさみます。
今後はSNSを活用し、海外からの認知獲得・発注獲得を目指したいと考えています。

■ 今後の展望・ビジョン

Q:今後も補助金制度を活用したいと思いますか?
A:はい、ぜひ活用したいです。

■ 他の申請希望者へのメッセージ

Q:「補助金に挑戦して良かった」と感じた瞬間は?
A:中小企業は金銭面での課題が多く、大きな挑戦が難しい場面もあります。補助金のおかげで前向きな挑戦ができていると実感しています。

Q:申請に迷っている企業へメッセージをお願いします。
A:何でも挑戦した方がいい!迷っているなら、絶対に申請した方がいいです!

 

今回お話を伺った職人の方は、伝統工芸という歴史ある分野にいながら、新規事業や海外市場への挑戦を積極的に進めておられます。

補助金は、そうした前向きな挑戦を後押しする大きな力となりました。
「やってみたい。でも資金が…」と感じている中小企業の皆さまこそ、補助金は新たな可能性を開く鍵となります。

株式会社ライトアップでは、初めての申請でも安心して進められるよう、専門チームがサポートしております。
ぜひ本記事が、あなたの挑戦の第一歩になれば幸いです。

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