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商品開発にかかる費用相場|事業再構築・事業転換を考える企業が使える補助金

商品開発にかかる費用相場|事業再構築・事業転換を考える企業が使える補助金

更新日 2024.12.03

新商品開発は、企業の売上拡大や事業転換、さらには再構築を目指すために有効な取り組みです。本記事では、新商品開発の流れや各プロセスごとの費用相場、補助金制度の概要を解説します。

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1.商品開発の流れ

商品開発の大まかな流れと、特に重要なステップをピックアップして紹介します。

step1. マーケティング&企画

商品開発の最初のステップは、マーケティング調査と商品企画です。

市場でどのような商品・サービスが求められているのか、何がトレンドなのかを意識して調査します。同じような商品の分析や消費者ニーズの把握から、市場動向の予測などを行います。この段階では、「誰に、どのような価値を提供する商品なのか」を明確にすることが重要です。

しっかりとした企画を立ち上げることで、商品開発の土台が固まり今後のプロセスがスムーズに進んでいきます

step2. 試作&製造

企画が承認されると、次は試作の段階に進みます。実際に手に取った際の使用感やデザインなどの印象の検証が必要です。食品や化粧品など、人体に使用する商品である場合その安全性の検証などにも十分時間をかける必要があります。

商品やサービスの不備がないかを細かくチェックし、外部のフィードバックなどを積極的に受けて改善を重ねる必要があります

その後、製造工程に入ります。商品生産やパッケージの制作では、大量生産に耐えられる品質の確保が求められます。製造プロセスは商品開発全体の中で最も労力がかかる部分ですが、商品の成功を決める重要な工程です。

step3. 販促&宣伝

商品開発を進める中で、並行して販売促進や宣伝計画を立てることも非常に大切です。

リリースの発信や公式ホームページでの情報公開をはじめ、SNSを活用したプロモーションも効果的です。そのほかにも、体験イベントの実施や、挑戦的なキャンペーンや割引企画を取り入れることで、新商品への注目度を高めることができます。

新しい商品の認知度を上げるための、大々的な販売促進が必要になります。

 

2.プロセスごとにかかる商品開発費の相場

新商品開発には、各プロセスごとに異なるコストがかかり、開発する商品の種類や、製造規模などによって費用は大きく異なります。ここからは各工程別の最もミニマムな相場費用から見てみましょう。

✅市場調査

市場調査は商品開発の基盤となる重要な工程です。商品の分析や消費者ニーズの把握、トレンドの予測、商品企画の方向性を明確にします。主な調査手法として、インタビューやデータ分析などがあります。

  • 調査設計費用(アンケート内容や調査計画の作成)
  • アンケート実施費用(オンラインや紙メディアでの調査)
  • インタビュー実施費用(対象者への謝礼や会場費)
  • データ分析費用(収集データの分析やレポート作成)
  • 外部委託費(調査会社への依頼費用)

相場:10万円~

✅企画

企画段階では、アイデアを形にするための具体的なプランニングを行います。

  • 企画書作成費用(資料作成やデザインの整備)
  • 市場データの購入費用(必要なデータを取得する場合)
  • プレゼンテーション費用(資料印刷や会場準備費用)

相場:5万円~

✅試作

試作は、商品化する前に品質や確認するための重要なプロセスです。

  • 原材料費(試作に必要な素材の購入)
  • 試作機械や設備の利用費用(自社での制作にかかるコスト)
  • 外部委託費用(試作を専門業者に依頼する場合)

相場:自社試作の場合5万円~、外部委託の場合25万円~

✅デザイン

商品デザインは、消費者に選ばれるための重要なポイントです。

  • ロゴ制作費(デザイナーへの依頼費)
  • パッケージデザイン費用(外観や機能性を考慮した設計)
  • ネーミング開発費用(商標調査費を含む場合もあり)
  • 公募費用(コストのため削減のアイデア募集)

相場:25万円~(公募などを活用する場合は費用削減可能)

✅販売促進

商品の認知度を高めるための販売促進には、以下のような費用がかかります。

  • 広告費(Web広告、SNS広告、チラシ作成費など)
  • 試食会やイベントの実施費(会場費、サンプル費、運営費)
  • キャンペーン費用(割引やプレゼント企画の実施費)

相場:5万円~

✅商品モニターなど

商品育成モニター、実際の消費者の声を収集する際の費用の内訳は以下の通りです。

  • サンプル製作費(モニター用商品を準備する費用)
  • アンケート作成・実施費用(モニターからの意見収集)
  • 謝礼費用(モニター参加者へのインセンティブ)

相場:5万円~

 

3.商品開発に必要な設備投資に使える補助金

商品開発に活用できる補助金は以下のような制度があります。

  • 事業再構築補助金
  • ものづくり補助金
  • IT導入補助金
  • 小規模事業者持続化補助金

これらの制度では、返済不要の資金を確保でき、受給額が大きい制度では数億円の補助を受けられることも。

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4.商品開発の成功ポイント

新商品開発を成功させるためには、以下のようなポイントを押さえることが重要です。それぞれの要素をしっかりと考え、計画に反映させることで、商品開発の成功率を高めることができます。

✅商品開発の目的を明確に

新商品を開発する際には「なぜ商品を開発するのか」という目的をしっかりと明確にして取り組むことで、商品コンセプトがはっきりしてチームで方向性を見失うことが無くなるため、ターゲットに届く開発を実現できます。

  • 顧客の視点での目的
    顧客がどのような問題を抱えているのか、どのような価値を提供できるのかを考える

  • 自社視点での目標
    収益向上、新規顧客獲得、ブランド強化など、商品開発を大切に企業が達成したい目標を設定

  • 目標設定
    具体的な売上目標や市場シェアの達成期限を設定し、ステークホルダーと共有する

✅テクノロジーを活用する

商品開発を成功に導くためには、最新のテクノロジーを積極的に活用することが重要です。AIやビッグデータを行うことで、より効率的な正確な開発が可能になります。

  • 人工知能(AI)
    顧客データ分析、デザイン案やプロトタイプの評価、アンケート結果やSNS投稿の分析

  • 3Dプリンティング
    初期段階のプロトタイプ作成、少量生産型の時に作りのコストを削減

  • VR(仮想現実)/AR(拡張現実)
    デザインパターンをリアルな環境でシミュレーションしたり、消費者体験の提供が可能に

✅SCMを考慮する

商品開発の際に考慮したいのは、SCM(サプライチェーンマネジメント)です。SCMとは、原材料の調達から製造、物流、販売に至るまでの一連の流れを最適化する手法です。

  • コスト削減と効率化
    製造や物流のプロセスを最適化することで、無駄なコストを削減し、効率性を向上させる

  • プロセスの進行化
    SCM的な視点を持って開発することで、原材料調達から販売までのプロセスがスムーズに進行し、問題点や改善点が明確になる

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