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事業再構築補助金(10次)の採択結果が発表!気になる採択率や最近の傾向を解説

事業再構築補助金(10次)の採択結果が発表!気になる採択率や最近の傾向を解説

更新日 2024.01.18
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9/22(金)18:00に、第10回事業再構築補助金の採択結果が発表されました!
今回の公募では、10,821社が応募し、5,205社が採択されるという結果でした。(採択率48.1%)

JSaaS事務局がご支援した企業さまは、今回も100社以上が採択され、日本トップクラスの支援実績を出すことができました。

今回は、「10次事業再構築補助金の傾向」と「今後のスケジュール」について解説していきます!

 

 

1.10次事業再構築補助金の傾向を分析!

まずは、事業再構築補助金HP上で公開されている採択結果の概要から読み取れることをご紹介します。

  • 令和4年3月24日に公募が締め切られた5次公募から比べると、約1年半の間に応募者数が半減。
  • 採択率は、前回公募と比べるとやや上昇。昨年は年度後半になるにつれ採択率が上昇していったので(5→8次)、今年もその傾向になるか?



  • 枠別でみると、加点措置のある最低賃金枠の採択率が圧倒的に高い(53.4%)。対象になる方は、最低賃金枠がオススメ!申請対象は、最低賃金の引上げの影響を受け、その原資の確保が困難な特に業況の厳しい中小企業や個人事業主の方。



  • 業種分布はこれまでと変わらず幅広い。その中でも特に、製造業、卸売・小売業、建設業が多い。
  • 申請金額のTOP3は、①501~1000万円②1001~1500万円③1501~2000万円。これらが全体の7割以上を占める。

 

2.JSaaS事務局ならではの採択傾向はある?

次に、年間1万社以上の申請をサポートしているJSaaS事務局ならではの分析です。事業再構築補助金の公募開始当時から携わっている申請担当者に直接聞いてきました!

ー最近の公募ではどんな傾向がありますか?

全国的な採択率は2回連続で50%以下となり、少し審査基準が厳しくなっているかも?と感じています。

事業再構築補助金の開始当時は、コロナ禍で売上が減少し危機的状況にいる事業者をなんとか支援しようという意味合いが強かったですが、制度開始から3年目に入り、事業者を取り巻く環境はコロナ禍であることが当たり前になりました。

「コロナ禍から救う」ではなく、「コロナ禍や物価高騰等に適応しながら、更にどう事業を再構築して収益化していくか」というところが見られるようになっています。

より「事業再構築」という補助金名に沿った制度になってきたとも感じますね。

ーJSaaS事務局が支援する事業者の採択の特徴はありますか?

採択を受けた事業として、もともと飲食店をやっている事業者さんが多かったです。

我々が支援する中で一番申請数が多いのが、コロナや物価高等により依然として業況が厳しい事業者を支援する物価高騰対策・回復再生応援枠なんです。2022年1月以降と2019~2021年のある期間を比較した時に、10%以上売上が減少しているという方が対象の枠です。

飲食店の場合、物価高騰対策・回復再生応援枠の影響をダイレクトに受けやすいからではないかと予想しています。

ーその他、何か特徴はありますか?

もう一つ挙げるとすれば、経費額が少額の案件の採択率が高くなる傾向にありました。JSaaSにご相談いただく方の中には、申請金額が少額だったために、金融機関などからサポートを断られた、という経験をお持ちの方も多いんですね。

そういった方々も漏れなく受け入れているので、こういった結果が残せて良かったなと思っています!

ーこれから申請しようと考えてる方に向けて、何かメッセージはありますか?

実は今回公募では、ある支援機関に電子申請を代理実施してもらった会社が、軒並み公募要領違反として審査対象外になってしまうということがあったんです。

せっかく時間をかけて事業計画書を作ったのに本当に残念ですよね・・。私たちも事業者さんから直接切実な想いを聞いているので、その努力が無駄になってしまうと想像するととても悲しくなりました。

「電子申請は自分で実施する」というのが事業再構築補助金のルールになっています。パソコンに不慣れだったりすると大変だと感じる方も多いと思いますが、支援機関からアドバイスをもらいながらも、やはりご自身の今後の事業に関することなので、ある程度主体的に動く意識は必要かなと思います。

また、これから支援機関を探すという方には、しっかりとルールに則ってやってくれる支援機関を選んでもらいたいと思います。

 

3.どんな事業計画が採択されている?

10次公募では以下のような採択事例がありました。
※JSaaS事務局の支援有無に関わらず、採択一覧からランダムで抜粋しています

事業計画書のタイトルからだけでも、幅広い業種の方が申請され、様々な分野にチャレンジされていることが読み取れますね!

  • 海鮮物卸企業が取り組む季節の産地に合わせたサブスクリプション事業
  • 短時間型フィットネスクラブ業へ転換し地域活性と事業成長を達成
  • 交通インフラ事業を、安全に・生産性を上げて解決するドローン事業
  • レーザークリーナーを活用したボイラー管補修法の革新
  • 子供の非認知能力を育成支援するプレミアム習い事プランの提供
  • 再資源化促進によるドライバーのセカンドキャリア構築事業
  • 美容室ノウハウを最大限に活用したセルフ写真館開業による「コト消費」参入事業。
  • ECサイトによる広島風お好み焼きの全国発送計画
  • 医療と連携した健康サポート事業~医療DX活用による本格的ヘルスケア参入~
  • こだわりの生パスタレストランを「おしゃれな香水ショップ」へ転換
  • お客様に特別感を提供する和洋スイーツのテイクアウト専門店
  • 空き家リノベーションにより需要拡大が見込める民泊施設を開設
  • ~ファミリー・学生層へ伊万里牛の魅力を発信!地域経済好循環を目指す焼肉店の出店~
  • 産業洗浄にも活用できる強アルカリ電解水の製造・販売
  • 次世代自動車向け大物製品獲得に向けた取組み
  • プロダクト型ビジネスモデルへの転換「視聴者参加型ゲーム開発」
  • 障がいを持つ人が生き生きと働ける街のパン屋さん
  • 建築業界からゴルフ業界に進出することによる経営回復
  • ウィズコロナに対応できる!女性が働き続けられる癒し×健康×美容サロン構築
  • 自社のものづくり技術と最新設備の無人加工機能を活用した新市場参入事業


もっと確認したい方は、事業再構築補助金HPからご確認いただけます。

また、今ご自身が想定している新規事業が事業再構築補助金の対象になるのか確認したい方はお気軽にコンサルタントへお問合せください。

無料相談について確認

 

4.次回以降の申請スケジュールは?

事業再構築補助金は、現在第11回公募の申請受付中です。(2023年9月28日現在)

  • 申請期間 2023年9月13日(水)18:00~10月6日(金)18:00

その次の公募はまだ正式発表になっておりませんが、昨年度までのスケジュールを参考にすると、今年度内の公募は2024年1月に〆切が設けられる可能性が高いです。

事業再構築補助金の採択率は50%前後。不採択だった場合は、何度でもチャレンジすることができます。そのため、申請をご検討されているのであれば、1回でも早い公募で申請できるよう準備を始めていただければと思います!

 

5.事業再構築補助金の対象経費を探すなら

事業再構築補助金の特徴として、幅広い経費が対象になることが挙げられます。

  • 建物費 →内装工事など
  • 広告宣伝費・販売促進費 →チラシからWeb広告まで
  • 研修費
  • 機械装置・システム構築費
  • クラウドサービス利用費
  • 運搬費
  • 技術導入費
  • 知的財産権等関連経費
  • 外注費
  • 専門家経費
  • 廃業費(一部枠のみ)

現在、JSaaSストアには事業再構築補助金が活用できる製品を516件掲載しています。
気になるものがあれば、お気軽にお問合せください^^

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