【2024年】DX推進に使える国の補助金・助成金一覧と申請のポイント
企業の成長に欠かせないデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向け、国は様々な補助金・助成金制度を用意しています。
この記事では、最新の補助金一覧と申請のポイントに焦点を当て、DX関連のコストを削減するための情報を紹介しています。
JSaaSでは、全国1万社以上の補助金・助成金申請支援を行っています。ご相談は無料ですのでお気軽にお問合せください。
ー目次ー
1.DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、企業や組織がデジタル技術を駆使して業務を変革し、新たな価値を生み出す取り組みのことを意味します。
DX化を進めていくことで、従来のビジネスモデルや手法を見直し、最新のテクノロジーを活用して効率性の向上や顧客満足度の向上などを実現することができます。具体的には以下のような成功事例があります。
- 製造業でIoTセンサーを活用して製造プロセスを自動でモニタリングし、業務効率アップ
- 小売業でオムニチャネル販売や顧客行動分析により、業績アップ
- 金融業界でブロックチェーンを利用し、セキュアかつ迅速な取引を実現
- 医療分野で電子健康記録やテレメディシンを導入し、医療サービスの提供をよりスムーズに
コロナ渦の影響で世界各国のDXは急速に進みましたが、日本はIT人材の不足や古いシステムを使い続ける組織文化などが要因で、先進国の中でもDXが進んでいないといわれています。
DXは厳しい市場で戦い抜く企業にとって重要な成功のカギであり、政府は日本の企業のDX推進を補助金・助成金制度で積極的にサポートしています。
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-DXを進めるために必要なポイント
デジタルトランスフォーメーション(DX)をスムーズに進めるために、以下のようなポイントを押さえておきましょう。
①ビジョンの提示と組織文化の変革
DXを進めるにあたり、現在の組織文化の課題と今後の目標を見据えて組織のベクトルを合わせる必要があります。
②新技術の導入
AI、IoT、ブロックチェーンなど最新技術を積極的に取り入れ、業務や製品の改善に必要なツールの選定・導入を行います。
③パートナーシップの構築
必要に応じて外部の専門家とパートナーシップを築くことで、技術的な専門知識やリソースを補完し、DXプロジェクトの成功に貢献します。
④スキルの向上と教育
新しいシステムに対応できるよう、従業員のスキル向上と定期的な教育トレーニングを通じて理解を深めます。新しい人材を採用することもあります。
⑤ROIの明確化
DXの投資対効果(ROI)を明確に定義し、プロジェクトの進捗を評価しながら継続的に改善していきます。
-DXを進めるために必要な資金
DX推進にかかるコストはどのようなものがあるのでしょうか。事業の規模やプロジェクトの内容などによって異なりますが、おおよその以下のような項目の経費があげられます。
①技術インフラの投資
ITツール(ハードウェア・ソフトウェア・クラウドサービスなど)
デジタルデータのセキュリティ対策
新技術を組織に統合する導入コスト
建物費 など
②外部の専門家やコンサルタント費用
戦略設定や実装におけるノウハウを持つ専門家への報酬
セキュリティ・リスクに関するノウハウを持つ専門家への報酬
マーケティングや宣伝に関する専門家への報酬 など
③人材の育成等の費用
事業の遂行に必要な研修に関する経費
新しい技術やスキルの訓練・教育に関する経費
DXに対応できる人材の採用 など
2.DX推進に使える国の補助金・助成金
DX推進費用に使える国の補助金・助成金は、「IT導入補助金」「事業再構築補助金」「ものづくり補助金」「小規模事業者持続化補助金」「人材開発助成金」の5つがあります。ここからはそれぞれの補助金について詳しく解説します!
これから紹介する制度の中には、対象経費となるツールに一定の条件が設けられている場合があります。
補助金・助成金適用商品のカタログサイトJSaaSストアでは、補助金・助成金対象のツールのみが掲載されているので、ぜひチェックしてみてください!
IT導入補助金
IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者を対象にDX等に向けたITツール(ソフトウェア、アプリ、サービス等)の導入を支援するための補助金です。IT導入補助金の強みは、
- 1社最大800万円の予算を使うことができる(通常枠450万円+デジタル基盤導入類型350万円)
- 導入するITツールは1つでなくとも構わず複数ツールをまとめて導入できる
という点です!申請者は、IT導入補助金事務局に登録された「IT導入支援事業者」とパートナーシップを組んで申請を進めていきます。
補助対象となるツールは事前に事務局の審査を受け、登録されているITツール(ソフトウェア、サービス等)のみが補助の対象となるので注意が必要です。
事業再構築補助金
事業再構築補助金は、中小企業や小規模事業者を対象に、事業拡大を目的とした投資を支援するための補助金です。事業再構築補助金の強みは、
- 1社最大1億円の予算を使うことができる
- DX推進を目的とした投資の他に、機械装置やシステム開発などの資産投資や、内装工事、広告宣伝、人材育成など、幅広い経費が対象になる
という点です!DX推進の他にも、解決したい課題がある場合に事業再構築補助金を活用して様々な経費をまとめて申請することができます。
ただし、国の補助金制度の中でも人気が高く採択率はわずか40%と申請の難易度が高いため、多くの事業者がJSaaSをはじめとした補助金申請サポートを利用しています。
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者を対象に、生産性向上や新技術の開発を目的とした投資を支援するための補助金です。ものづくり補助金の強みは、
- 1社最大5,000万円の予算を使うことができる
- DX推進を図る製造業ほか、飲食業・建築業・美容業・小売業など幅広い業種が対象になる
という点です!DX推進の他にも、解決したい課題がある場合にものづくり補助金を活用して設備投資経費なども併せて申請することができます。
ものづくり補助金も、採択率はわずか40%と申請の難易度が高いため、多くの事業者がJSaaSをはじめとした補助金申請サポートを利用しています。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、社員数20名以下の小規模事業者へ、売上UPに繋がる投資を支援するための補助金です。小規模事業者持続化補助金補助金の強みは、
- 1社最大200万円の予算を使うことができる
- 通常枠では商工会議所の支援を受けながら事業計画書を作成することができる
という点です!DX推進の他にも、広告宣伝費や内装工事費用も対象となるため解決したい課題がある場合に小規模事業者持続化補助金を活用して様々な経費をまとめて申請することができます。
小規模事業者持続化補助金は、申請の条件として業種や従業員数に定めがあるため事前に確認しましょう。
人材開発助成金
人材開発助成金は、中小企業や小規模事業者を対象に人材を育成するための研修費用を支援する助成金です。人材開発助成金の強みは、
- 1社最大1億円の予算を使うことができる
- 研修中の従業員の時給まで補助対象となる申請コースもある
ということです!雇用保険に加入する社員を1名以上雇用しているなら、従業員の育成に助成金の活用もすることができます。
正社員が「DX化」「新事業」「CO2削減」に関する研修を受けると費用の75%が助成される「事業展開等リスキリング支援コース」や、正社員が定額制の研修サービスを受講すると費用の60%が助成される「人への投資促進コース」がおすすめです。
3.補助金・助成金の申請のポイント
補助金・助成金が採択されることで、低コストで事業をDX化することができますが、制度にはメリットもデメリットもあります。
〇補助金・助成金のメリット
- 補助金・助成金は返済不要
- DX推進費用以外にも様々な経費で受給できる
- 数百万円~数億円と大きな額が受給できる
△補助金・助成金のデメリット
- 申請資料の作成は難しく手間がかかる
- 補助金は採択率が低い
- 補助金・助成金の受給は後払いとなるため、資金確保が必要
補助金・助成金を申請する前には、以下のポイントを確認しましょう!
- 自身の事業が補助対象か?
- 制度の目的に合致した経費か?
- 投資資金を用意できるか?
- どの制度を活用することで一番多くの受給を受けられるか?
4.補助金申請するならまずは無料相談!
補助金・助成金申請には専門的な知識や経験が必要であり、複雑な条件等を熟知して取り組まなければ採択されず、想定外の経費を支払ってしまうリスクがあります。
JSaaSでは、のべ1万社以上の申請書類の作成や申請条件の確認などをサポートしたノウハウを生かして申請の成功確率を高めることができます。
DX推進経費のみならず、さまざまな目的で活用したい補助金・助成金がある方は、まず無料でJSaaSに相談してみてください♪
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