TOP 特集

DX人材育成に必要なスキル・成功事例・DX推進ポイント【助成金】

DX人材育成に必要なスキル・成功事例・DX推進ポイント【助成金】

更新日 2024.03.01
Twitter Facebook Line Share

シェアでJSaaSポイントが貯まります ※詳細

問合せ 300ポイント

購 入 販売額の1%〜(最低5,000ポイント)

日本ではDX人材が不足しているといわれており、採用に苦戦している企業も多いことでしょう。国は企業でDX人材育成に取り組めるよう「人材開発支援助成金」制度を開始し、社内でのデジタルスキル研修の導入を支援しています。

始めるなら今!DX人材育成の基本から成功のポイント・成功事例などまとめました!

Jコンサルでは、全国1万社以上の補助金・助成金申請支援実績を持つコンサルタントが無料相談を行っていますので、助成金申請をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください♪

 

 

1.不足する「DX人材」とは?

DX人材とは、デジタルトランスフォーメーションを推進する人材のことを指します。

ITスキルはもちろん、業務を深く理解し、組織の変革に取り組む力やビジネスの視点も必要となり、優秀なDX人材は企業にとって非常に価値が高い存在です。

そんなDX人材は、2030年時点で最大で79万人の不足に陥る可能性があるといわれています。IT人材需給に関する調査 -みずほ情報総研株式会社

日本企業の成長を担うといっても過言ではないDX推進において必要不可欠な人材不足は深刻な問題であるため、国はDX人材育成に注力できる支援制度を設けています。

 

▽関連記事

【2023年】DX推進に使える国の補助金・助成金一覧と申請のポイント

 

DX人材を育成するメリット

自社が抱える課題解決のために必要なスキルを持つDX人材を育成することで以下のようなメリットがあります。

・技術の導入だけではなく社内体制の最適化を実現

・自社システムの一貫性

・ノウハウの蓄積

・安定した人材の確保

・スキルアップが可能な職場環境

外部ベンダーに委託する場合、自社の業務に関する理解度の低さやエンジニア技術がマッチしない等の認識齟齬が出てくる場合が多くあります。

自社のスタッフをDX人材として育成することで、プロジェクトの企画からテスト確認・社内体制の整備まで一貫して関わることができ、自社オリジナルの最適なDX化が実現します。

また、社員満足度の高い職場環境の特徴の一つである「スキルアップ」を実現し、社員の意欲や満足度を高めることにもつなげることができます。

 

2.DX人材育成に使える国の助成金制度

日本の深刻なDX人材不足を解消するべく、国は企業に向けてDX人材を育成するための助成金制度や、DX推進に必要なITツールの導入費用を補助する補助金制度を用意しています。

・人材開発支援助成金(リスキリングコース)

・IT導入補助金

DX推進に関連性の高い2つの国の制度をご紹介します。御社で活用できる補助金・助成金を調べたい方はコンサルタントへ無料相談してみましょう。

 

人材育成に「人材開発支援助成金(リスキリングコース)」

人材開発助成支援金は社員研修費用の45%~75%の助成を受けることができる画期的な制度で、様々な条件を満たせば上限額1億円まで申請が可能です。

その中でも、最も手厚い助成が受けられる「事業展開等リスキリング支援コース」では、DX化のために必要な研修費用を最大75%と、研修期間中の従業員の時給を一人当たり上限960円まで受け取ることができます。

 

DX促進の設備投資に「IT導入補助金」

DX推進に必要なITツールは、IT導入補助金を活用すると最大450万円補助を受けることができます。気になる方は上記の動画で詳しく解説しておりますのでご覧ください!

IT導入補助金を活用して購入できる商品は、補助金で購入できる製品・サービスのカタログサイトJSaaSストアでチェックできます♪

補助対象ITツールを見る

 

3.DX人材に求められるスキル5選

DX人材は技術的なスキルだけではなく、課題を見つけてプロジェクトを企画したり、組織体制を最適化させるマネジメントスキル、テスト段階までに発生する様々な課題を最後まで解決する力など、幅広い能力が必要です。

自社の業務知識・デジタルリテラシー・推進力などを基本としたうえで、DX推進に必要な5つの専門スキルについて解説します。

スキル①:データサイエンティスト

主にビッグデータを解析し、経営に役立つ情報を抽出・ヒントになる新しい事象の分析を可能にするスキルを持つ人のことを指します。

データの収集~解析の仕組みの設計・実装・運用が主な仕事です。

スキル②:セキュリティエンジニア

セキュリティに配慮したシステム設計構築・運用の他、サイバー攻撃を防ぐための調査・改善などのスキルを持つ人のことを指します。

サイバーセキュリティリスクの影響を抑制する対策を担うのが主な仕事です。

スキル③:ソフトウェアエンジニア

デジタル技術を駆使した製品やサービスを提供するためのシステム・設計・実装・運用を担う人のことを指します。

システムエンジニアとの大きな違いは、上流い工程を扱うシステムエンジニアと違い、ソフトウェアに限定して設計から開発までを行います。

スキル④:ビジネスアーキテクト

ビジネス(業務)+アーキテクト(設計士)を意味するビジネスアーキテクトは、自社の事業内容などから、DX推進における目的を設定や人材配置、業務設計を行う人のことを指します。

業務の専門知識だけではなく、ビジネスにおける総合的な力を要する仕事です。

スキル⑤:デザイナー

ビジネスの視点・ユーザーの視点などをとらえて、総合的なデザインを担う人のことを指します。

製品の方針や開発のプロセス・自社のDX推進の在り方のデザインを担います。

 

4.DX人材確保のための施策

2030年時点で最大で79万人のDX人材不足に陥る可能性があるといわれていますが、DX推進は企業の成長の大きなカギとなるため、優秀なDX人材を確保することは事業を飛躍させるための重要なポイントになります。

ここからは、不足しているDX人材を確保するための主な施策3つを解説します。

 

既存社員の育成

在籍している社員を育成することで、既存業務や組織体制を深く理解している社員が軸となって、DXを推進することができます。

育成期間を要するものの、自社のニーズにフィットしたDX化・マネジメントがしやすく、教育の充実によって社員のモチベーションアップにつながったりと、大きなメリットがあります。

人材開発支援助成金(リスキリングコース)を活用してDX推進に沿った研修を行うことで低コストで在籍中の人材のDXスキルを上げることができます。

 

新規採用

日本で最も不足している人材の1つであるDX人材は、経験が豊富な中途採用や新卒採用ともに様々な企業が求めています。

優秀なDX人材は特に争奪戦となるため、労働条件を可能な限り好条件にし他の企業と差別化をする必要があります。

 

外部委託

DXのプロジェクト開発に外部委託をする場合は、料金やサービス内容だけではなく、エンジニアの質や委託先の信頼性をしっかりと調査しましょう。

外部委託のメリットは、短期間かつ低コストでプロジェクト開発を行うことが可能な場合があることですが、認識の齟齬や情報漏洩、自社のノウハウが蓄積しないなどのデメリットもあります。

外部委託をする際には、しっかりと委託先の開発実績などの情報を確認しましょう。

 

5.DX人材育成のポイント

①組織体制の整備

DX推進のためには、組織変革が必要不可欠です。

組織変革を行うことで、進捗管理がしやすくなり、DX化促進のスピードを向上させることができます。社内周知による協力体制やノウハウの蓄積を意識して、既存部署の拡充・新部署の設立などを検討しましょう。

 

②必要なDX人材の具現化

自社のDX推進に必要な専門スキルの洗い出しを行い適切な人材の新規採用・外部委託・人材育成を行いましょう。DX推進には社内の協力体制が必要となるため、実行力がありモチベーションの高い人材を上手に配置することが重要となります。

 

③外部専門家のサポート

DX人材の確保が難しい場合、ITアウトソーシングを利用するという選択肢もあります。IT人材は東京などの都市部に集中していることが多く報酬も高額となるケースが多いため、外部委託をすることで長期的な観点からコスト削減につなげることもできます。

 

④ITツールの選定と導入

日進月歩のIT技術に対応するITツールを選定し、導入する必要があります。ツール導入のコスト削減のために、国の補助金や助成金制度を活用しましょう。

▽関連記事

【最新】ロボット導入で使える補助金・助成金4選と対象機種を紹介

システム開発で使える補助金4選!中小企業向け活用ガイド(比較表あり)

 

⑤継続的なリスキリング

リスキリングとは「学びなおし」のことで、DXやAIによる社会の劇的な変化に対応できる人材を増やすため、国も企業のリスキリングを支援しています。日進月歩のデジタル技術には、継続的なリスキリングが重要です。社員の自主性だけに任せず企業主導で積極的にリスキリングを促しましょう。

 

助成金制度のことならJSaaSに無料相談!

「人材開発支援助成金」では、DX人材育成の費用を最大70%助成し、育成期間中の従業員の賃金も時給960円まで受け取ることができます。助成金の申請については無料でコンサルタントに相談してみてください。

 

6.DX人材育成の成功事例

ダイキン工業株式会社

ダイキン工業株式会社は2017年に社内にデジタル人材を育成する大学「ダイキン情報技術大学」を設立。選抜した社員は2年間専門教育に専念することができ、マネージャー層はデジタル活用推進人材を職場で活かすためのマネジメントスキルを身に着ける研修も行っています。

このように、DX人材育成を社内で実施することで、変化する市場に適応しやすくなり、競争力を維持・向上させることができます。

引用|https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000971051.pdf

株式会社フジワラテクノアート

株式会社フジワラテクノアートでは、「開発ビジョン2050」という目標を掲げ、部門横断で役員も参加する「DX 推進委員会」を中心に適材適所に多様な人材を配置し、社内でDX推進教育を実践しています。

2018年には 1人だったデジタル人材も、2023年には21人に増加し、デジタル人財内製化に成功しました。

引用|https://www.fujiwara-jp.com/uploads/page/unit/files/ece6e0dca7464f362eb2736efae68816.pdf

 

7.DX人材を育成して事業をさらに飛躍させよう!

DX人材を行うことで、社員のスキルアップや、実践を通したノウハウの蓄積などの好循環を実現することができます。

国が推奨するDX人材育成の支援制度等も上手に活用しながら、事業をさらに成長させましょう。あなたの会社が活用できる補助金・助成金について詳しく知りたい方は、全国1万社以上の補助金申請サポート実績があるJSaaSコンサルタントにお気軽にご相談ください!

一覧に戻る