【2024】国の補助金採択事例まとめ|申請成功のヒント
日本の中小企業や小規模事業者のための補助金や助成金制度は、返済不要で幅広い経費の負担が削減できます。
この記事では、事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金など、成功事例を交えながら採択率を高めるためのポイントなどをご紹介します。
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ー目次ー
1.代表的な国の補助金
中小企業・小規模事業者等を支援する国の補助金制度は返済不要で幅広い経費のコストが削減できます。代表的な補助金制度には以下のようなものがあります。
- 事業再構築補助金
- ものづくり補助金
- 小規模事業者持続化補助金
- IT導入補助金
- 中堅・中小企業向け成長投資補助金
- 中小企業省力化投資補助金
- 省エネ補助金
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代表的な国の助成金制度
中小企業・小規模事業者等に向けた助成金制度は、補助金と比較すると採択率が高いという特徴があります。代表的な助成金制度は以下の通りです。
- 業務改善助成金
- 人材開発支援助成金
- キャリアアップ助成金
- 雇用調整助成金
- 受動喫煙防止対策助成金
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2.補助金の採択事例
全国1万社以上の申請サポート実績を誇るJSaaSが支援した企業さまの採択事例も交えて、制度別にご紹介します!
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事業再構築補助金の採択事例
事業再構築補助金は新規事業を始める際の経費の一部を国が補助し、中小企業等の支援を行う制度で、機械装置、内装工事、ECサイト、広告、研修等の幅広い経費が対象になります。
第11回公募の応募総数9,207件の内2,437件が採択されたため、採択率は約26%です。第11回公募で採択された業種は特に製造業、卸売・小売業、建設業が多く、2,000万円までの金額で応募された案件が全体の約8割を占めています。
水道工事・土木工事を請け負う企業が採択された事例
既存事業で50年以上にわたって培った技術や知識を解体工事業に活用する為、事業再構築補助金を申請。
業者と協力しつつ、既存事業の強みである水道工事も同時に請け負うことで、総合工事の受注が可能になる。このような取り組みを通じて、新たに解体工事業を開始し、5年目で全体売上高の36.9%を新事業が占める計画を立て、採択された。
補助率と金額(最大)
金額:5億円
ものづくり補助金の採択事例
ものづくり補助金は中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する制度で、機械装置、システム構築、技術導入、原材料等の経費が対象になります。
18次公募の応募総数5,777件の内2,070件が採択されたため、採択率は約36%です。18次公募の申請枠別の応募総数では「製品・サービス高付加価値化枠」が最も多く、最も採択率が低いのは「グローバル枠」で約24%でした。
設備導入で食材安定供給を実現。自然環境に影響されずに、売上アップを目指す事例
地元の食材を活かした飲食店の既存事業は観光客をターゲットにした居酒屋営業を行っており、地元の食材を活かした料理が人気だったが、食材調達が自然環境に左右される課題を抱えていた。
新規事業ではプレハブ冷蔵・冷凍庫を導入し、食材不足による売り逃しをなくし食材調達の際の経費の削減・時間短縮を目指す計画を立て、ものづくり補助金が採択された。
補助率と金額(最大)
金額:1億円
小規模事業者持続化補助金の採択事例
補助金は小規模事業者の経営力強化や販路開拓を目的とした制度で、機械装置、広報、展示会、開発等の経費が対象になります。
第15回公募の応募総数13,336件の内5,580件が採択されたため、採択率は約42%です。審査は外部有識者によって厳正に行われ、第14回の採択数8497件と比べると採択率が低くなっています。
衣服販売店のオンライン接客とECサイトで再起をはかる事例
既存の衣服販売店では、ファッションショーや発表会で着用する高額な衣装が主力商材だった。しかし、新型コロナウイルスの影響で発表会などが軒並み中止や延期となり売り上げが激減。
販路拡大のため「ホームページ」「EC サイトの制作」「Zoom を活用した接客」の取り組みにより非対面型で新規顧客を獲得し、収益の改善を図ることを目指して小規模事業者持続化補助金を申請し、採択された。
補助率と金額(最大)
金額:200万円
IT導入補助金の採択事例
IT導入補助金は中小企業や小規模事業者の業務効率化とデジタル化を目的とした補助金制度で、インボイス対応の業務ソフトやパソコン等の経費が対象になります。
2024年第6次公募の「インボイス枠(インボイス対応類型)」では、応募総数2,196件の内2,076件が採択されたため、採択率は約95%です。3次通常枠は約76%、セキュリティ対策推進枠では約91%となり、他の補助金制度より高い採択率が見られます。
建築基準法改正に伴う事業拡大とデジタルシフトした事例
在来木造住宅用の構造プレカット材・羽柄プレカット材・パネル材といった木質部材の製造販売及びこれらに関連する建築資材の販売を手掛けていた企業では、木造住宅の構造計算ができるようにIT導入補助金を利用しCADソフトを導入、専門部署も新設しました。出典|IT導入補助金2024
補助率と金額(最大)
金額:3000万円
3.申請を成功させるヒント
各種補助金には様々な要件が設定されており、全ての要件をクリアする必要があります。ここからは、採択に関わる重要な2つのポイントをご紹介します。
事業計画書のクオリティを高める
補助金申請には様々な書類の準備が必要ですが、採択審査の際に大きな判断材料となる最も重要な書類の一つが「事業計画書」です。採択される事業計画書を作成するために抑えておきたいポイントは以下のようなものがあります。
ページ数の遵守: 所定の範囲内で最大限使用する
自社の変遷と現状の説明: 創業経緯、成長過程、現状を明示
コロナ禍の影響と緊要性の説明: 売上減少や不安定化の具体的影響を説明
課題と解決方法の論理的説明: 代替案を含めた課題解決策を提示
取り組みとその効果の説明: 設備導入や広告の具体的効果を説明
競合他社への優位性の説明: 独自資源と取り組みを組み合わせて優位性をアピール
費用対効果と投資回収計画の詳細説明: 売上算出の根拠を明示し、投資回収期間を明確に記載
体制面と財務面の安全性の説明: 人材能力や資金調達の実現性を記載
市場動向と顧客獲得方法の詳細記載: 市場ニーズや規模の根拠を示す
申請サポートの利用
第11回公募の事業再構築補助金の認定支援機関別に応募状況を見ると、金融機関が2,600件と最も多く、民間コンサルティング企業や税理士、商工会・商工会議所を活用している企業が多いことがわかりました。
全国1万社以上の補助金申請サポート実績があるJコンサルは、採択数国内トップクラス!7,000件の公的支援制度データを保有し、様々な制度の申請可能が可能です。
Jコンサルの採択事例
採択事例①
事業再構築補助金を活用して、新規事業を開始できました!埼玉県 建設業 従業員5名 補助金額:2,000万円
採択事例②
事業承継引継ぎ補助金を活用して、M&Aを進めました!東京都 IT業 従業員9名 補助金額:600万円
採択事例③
ものづくり補助金を活用して、設備投資を行いました!千葉県 飲食業 従業員20名 補助金額:1,100万円
採択事例④
人材開発支援助成金を活用して、社員研修を受講しました!愛知県 製造業 従業員19名 補助金額:300万円
採択事例⑤
IT導入補助金を活用して、ECサイトを構築しました!熊本県 小売業 従業員5名 補助金額:128万円
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4.自分で補助金申請する方へ
「JSaaS」は、自分で補助金・助成金の申請をする方に向けた経営支援サービスで、補助金・助成金の申請方法がわかりやすく解説されているほか、成功事例を参考にしたり専任コンサルタントとオンライン相談をすることで採択へ導きます。
採択された事業計画書をダウンロード
主要な補助金・助成金制度で、採択を勝ち取った事業計画書の閲覧&ダウンロードが可能!申請の際の心強い参考資料になります。
動画で学ぶ!申請書の書き方
申請書の書き方や、よくあるケアレスミス集など、合格のためのノウハウを動画で学ぶことが出来ます。
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料金
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